地獄と聞くと、どんな場所を想像しますか?
閻魔大王がいて、血の池地獄があって、針の山があって、悪人は永遠にそこで罰を受けて・・・といった、恐ろしいイメージを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。
地獄は本当にあるのでしょうか?そして、あるとしたら果たしてどんなところなのでしょうか?
地獄はある
地獄はあります!
ただ、正確には地獄のようなところ、と表現すべきでしょうか。
人はこの世で亡くなった後、肉体を離れ、霊だけが次の世界に行きます。
そこには2種類の世界があり、一つをパラダイス(天国のようなところ)、もう一つを霊の獄(れいのごく。地獄のようなところ)と呼びます。
ただ、霊の獄も、いわゆる日本人が想像するような地獄とはちょっと違います。
モルモン書に、その様子が書かれている場所があるので、ちょっと読んでみましょう!
「さて、そのときの悪人の霊の状態はといえば、見よ、彼らは少しも主の御霊(みたま)を受けずに、見よ、善い行いよりも悪い行いを好んだので、悪魔の霊が彼らの内に入り込んで、彼らの体を支配していた。それで、これらの霊は外の暗闇に追い出され、そこで涙を流し、泣きわめき、歯ぎしりをする。これは、彼ら自身の罪悪のために、悪魔の意のままに捕らえられて連れ去られた結果である。さて、これが悪人の霊の状態である。まことに、暗闇の中で、自分たちに下る火の憤りのような神の激しい怒りを、ひどく恐れながら待っている状態である。義人がパラダイスにとどまるように、彼らはこのように、自分たちの復活の時までこの状態にとどまるのである。」1
・・・肉体的な苦痛というより、精神的にキツそうな感じですね。泣きわめきたくはないです。
救いもある
大丈夫、安心してください。もし地獄に行っても、救われる方法があります!
その鍵となるのがわたしたちの救い主であるイエス・キリストです。
「見よ、主は義人の中から軍勢を組織し、力と権能をまとった使者たちを任じて、暗闇の中にいる者たち、すなわちすべての人の霊のもとへ行って福音の光を伝えるように彼らに命じられた。このようにして、福音が死者に宣べ伝えられたのである。選ばれた使者たちは、主の恵みの日を告げ知らせ、束縛されている囚われ人、すなわち、自分の罪を悔い改めて福音を受け入れるすべての人に自由を宣言するために出て行った。」2
霊の獄にいてもイエス・キリストの教えを聞く機会があり、それを受け入れるなら、パラダイスに行く道が用意されていることがわかります。
あれ?でも、霊なので教えを聞くことはできても、肉体がないので、バプテスマなどの救いの儀式を受けることができません。どうしましょう?
わたしたちは神殿というところで、日々、死者のために身代わりの儀式を行うことができます。そうすれば、霊の獄にいる人たちがイエス・キリストを受け入れた時に、彼らを救うことができるんですね。
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ごきげんラクダ