超訳!福音の原則

選ぶ自由

神である天のお父さまは、親が子どもの成長を優しく見守るようにわたしたちが選択の自由を通して学び成長し、喜びを得ることを望んでおられます。

マナくん
マナくん
う〜〜〜ん、まだ遊びたいけどぉ…。エドくん、アララト先生の宿題あるから、今日はもう帰った方がいいよぉ〜
エドくん
エドくん
えっ何言ってんだマナ?!宿題なんて1回くらいやらなくても平気だって!もうちょっと遊ぼうぜ!な!あと1時間!いや…2時間!
マナくん
マナくん
うーん、、でもぉ、、僕やっぱり帰るっ!ごめんねエドくん。また明日ねぇ〜
エドくん
エドくん
…ちぇ。マナのやついい子ぶっちゃって。へっ。オレ様全然寂しくないから、一人で遊ぶもんねーーだっ

次の日…

アララト先生
アララト先生
コホン。えーー、今日はまず、昨日の宿題範囲からのミニテストを行います
エドくん
エドくん
(げぇっ!やべえ…俺宿題もなにもやってねぇ・・)
マナくん
マナくん
(ほっ。昨日ちょっと迷ったけど、家に帰って宿題をやるって選んで良かったぁ〜)
エドくん
エドくん
(くぅーーーー!!マナと一緒に帰って、ちゃんと宿題やっときゃ良かったぜ〜〜っ泣))

「選択の自由」ってなぁに?

選択の自由とは,神である天のお父さまが人に授けられた,自分自身で選び,行動する能力と特権のことです。

「あなたは自分で選ぶことができる。それはあなたに任されているからである。」1

当たり前のように思えることですが、この能力は天のお父さまがわたしたちに与えてくださった、とても大切な力なのです。そして、「選択の自由」には必ず「結果」が伴います。エドくんは宿題をせずに遊ぶという選択をした結果、翌日のミニテストにとても苦戦してしまいました。ですが、きっと今回の経験をきっかけに「宿題はやるべきだ」という学びを得て、少し成長することが出来たでしょう。

正しいことを選ぶ

天のお父さまが、この地球を創造された時「そして、わたしたち​は​これ​に​よって​彼ら​を​試し、何​で​あろう​と、主​なる​彼ら​の​神​が​命じられる​すべて​の​こと​を​彼ら​がなす​か​どう​か​を​見よう。」2と言われました。

選択の自由があるので,わたしたちは「すべての人の偉大な仲保者を通じて自由と永遠の命を選ぶことも,あるいは悪魔の束縛と力に応じて束縛と死を選ぶことも自由」なのです。3

天のお父さまとイエスさまの教えに従って生活する事を選ぶ時、わたしたちは結果として永遠の喜びを得ることができます。その選びをする時に、選択する力は強められます。知恵が増し、人格が築かれ、信仰が深まります。正しい選択をすることが容易になっていくのです。

人生でとっても大切なもの

選ぶことができないと、どんな事が起きるのでしょうか?

全てが強制的に行われ、自分で判断することがなくなり、学習することも、進歩することも、救い主に従うこともできなってしまいます。そして、そこには成長や喜びはありません。選択の自由は、わたしたちの人生においてとても大切なものなのです。

天のお父さまは、親が子どもの成長を優しく見守るようにわたしたちが自らの選択を通して学び成長し、喜びを得ることを望んでおられます。そして正しい選択ができるように、わたしたちが求めれば助けを与えてくださいます。

幸福への架け橋となる毎日の小さな選択を、今日から少しだけ、大切に吟味してみてはいかがでしょうか?

めんどりママ

✧本章の教会公式テキスト全文はこちら✧

✧その他祈りに関する聖句、お話✧

『若人の強さのために』選択の自由と責任
『モルモン書』モロナイ書7章15-19節(善悪の見分け方)
教義と聖約58章27,28節(選択の自由を使って良いことに携わる)

脚注

  1. 『高価な真珠』モーセ書3章17節
  2. 『高価な真珠』アブラハム書3章25節
  3. 『モルモン書』ニーファイ第2書2章27節