さっそくですがみなさん、おしゃれ、高級、おいしいと言ったら、何を思い浮かべますか?
そう、フランス料理ですね。人生で初めて、フランス料理のフルコースを食べた経験から、今回は分かち合いたいと思います。
お店に着き、緊張しながらお店に入ると、ドアのすぐ先には数段の階段、そしてその先に広がるじゅうたん床の店内には、部屋の中央にグランドピアノと高さ60センチほどの花瓶にいけられた花々があります。また、暖色のライトが店の奥の私の席を温かく照らし、高い天井や西洋風の絵画と言った、「Theフランス料理店」といった雰囲気です。
そんな素敵な店内で、前菜やスープ、メインディッシュやデザートなど、おいしい料理を味わい、満足しつつも、「ここから何か自分の社会生活や信仰に活かせることはないだろうか」と考えてみました。
見た目や雰囲気も味と同じくらい大事
高くておいしいフランス料理、使っている素材もこだわっているはずなのですが、見た目や調理方法でも人を楽しませます。例えば写真のオマール海老のムース。
オマール海老をそのまま出すのではなく、わざわざムース上にし、それをベーコン風味のゼラチン状のもので包んでいるのです。また、お店の雰囲気もよく、高い天井と、ライトの当たり具合、調度品が、料理を盛り立てます。
自分も教会でレッスンをするとき、生徒が落ち着いて、レッスンに集中できる雰囲気づくりを、と言われますが、なるほどな、と思わされました。
よく味わうこと
今回、値が張る料理だっただけあって、少しずつ、よく噛んで食べました(貧乏性ですみません)。でも、よく噛むと、味もよく分かり、満足感と幸せな気持ちが味わえます。
実はモルモン書の中に、「キリストの言葉(聖文)をよく味わう」という表現が出てきます。1
確かに、聖典を読むときも、書いてある言葉の意味や、書いてあることが自分にどう当てはまるか考えるときに、理解が深まり、キリストに対する信仰が増すことが分かります。
福音は無料のフルコース
フランス料理には料理を出す順番や、それぞれの料理の役割があります(メインディッシュの前のシャーベットは口直しなど)。それらがフルコースとして、絶妙な、より料理をおいしく味わうためのハーモニーを出しています。
私たちは、大背教により失われたイエス・キリストの教えが、ジョセフスミスを通して、神様が完全な形で元通りにされた、つまり「回復された」ということを信じています。2
イエス・キリストは、「救いは無料である」、「来ようと思うならば、来て、価なしに命の水を飲むことができる。(お金を払わずにキリストの教えを学ぶことができる)」と言っています。3
おいしい食事よりも価値のあるキリストの教え、ぜひ、一緒に福音を学んでみませんか。末日聖徒イエス・キリスト教会の宣教師に尋ねれば、回復された福音について、いろいろな質問に答えてくれますよ。
さすらいのビーハイブ
脚注
- 『モルモン書』ニーファイ第2書32章3節 ニーファイ第二書 32
- 『聖句ガイド」福音の回復 福音の回復
- 『モルモン書』ニーファイ第2書2章4節 ニーファイ第二書 2 『教義と聖約』10章66節 教義と聖約 10