そのほか

炭治郎って実はキリスト教だった!?

大人気になった鬼滅の刃(きめつのやいば)。皆さんご覧になりましたか?
今回は、その主要キャラクターとキリスト教の共通点を見つけたのでお話します。

鬼滅の刃の魅力

まず、鬼滅の刃の魅力と言えば、敵味方を含む魅力あるキャラクターたちと、感情移入できるストーリーではないかと思います。劇場公開された無限列車編(むげんれっしゃへん)でも、煉獄(れんごく)さんの活躍、鬼殺隊(きさつたい※鬼から人々を守る組織のこと)としての生き様および責任感、死、そして炭治郎達につながれていく想い……と胸に来る熱いものがありました。

鬼滅の刃では、登場人物の過去や、人間が鬼になってしまった理由が描写され、ついつい感情移入してしまいます。特に柱(はしら)たちを含む鬼殺隊の面々が辛い過去を乗り越え、「他の人を守るために」と必死に戦う姿、とてもかっこいいです。

炭治郎って実はキリスト教だった!?

さて、そんな魅力的な登場人物たちの中で、今回特に注目したのは、柱ではない炭治郎です。
なぜか、、、それは炭治郎の周りの人を想う言動がとっても心にささるんです!

炭治郎自身も家族を殺され、妹を鬼にされ、つらい境遇にいるのに、明るく前向きで、いーっつも他の人のことを考えてます。相手を気遣い、優しい言葉をかけることができる、友達にも優しく、温かく接することができる、相手の良いところを見つけられる、自分よりも他の人のことを心配し、考えている、強くなっても慢心せず頑張る謙遜さ、困難に立ち向かう忍耐力、心の清さや純粋さ、鬼にも優しさや愛を示す姿、家族愛。本当に素晴らしい人です。

そんな炭治郎のすばらしい特質、実は、全部イエス・キリストがキリスト教徒に身に付けなさいって言っているものなんです!特に「愛」についてイエス様は、「他の人を自分と同じように愛しなさい」(自分を愛せていないと他の人も愛せないため、自分を愛することも大切) 「互いに愛し合いなさい」「敵を愛し、彼らのために祈りなさい」「友のために命を捨てるほどの愛はない」「家族を大切にしなさい」「最も大切なものは愛である」などなど、たくさんのことをご自身や弟子たちの口を通して述べました。1

炭治郎は先祖代々伝わる「ヒノカミ神楽」によって、ヒノカミ様を信仰していたようなので、キリスト教徒ではないと思います。でも、キリスト教徒のわたしたちから見てもとっても模範です。そのため、鬼滅の刃を読んでいると、「実は炭治郎はキリスト教徒ではないか!?」と思うときがあります。

炭治郎のような愛を身に付けるために

イエス様は、愛を身に付けるための方法を教えてくれました。それは、炭治郎が水の呼吸を身に付けるために鍛錬を重ねたのと同じく、毎日の努力です。毎日モルモン書や聖書などの聖典を読んだり、祈ったりしながらイエス・キリストの教えについての理解を深めること、周りの人に奉仕をすること、他の人への愛を祈り求めることが大切です。2

ときにはなかなか愛せない人がいるかもしれません。でもそんなときは、その人も神様の子どもであること、不十分な自分をも神様は愛してくれていることを思い出すと、他の人を愛する助けになります。炭治郎も鬼に愛を示しましたしね!イエス様に頼れば、全集中、キリストの愛の呼吸を身に付けて、きっとイエス様や炭治郎のように「あなたがたの敵をも愛する」3ことができるようになれますよ。

 

さすらいのビーハイブ

脚注

  1. 『福音の原則』第30章:慈愛
  2. 『モルモン書』モロナイ書7章48節
  3. 『モルモン書』第三ニーファイ12章44節