超訳!福音の原則

神権組織

教会の組織は、神様の力によって管理されています。ビショップをはじめ、神様から力を授かった神権者と呼ばれる人が大勢いて、各地の教会で人々を導いています。

マナくん
マナくん
(あっこの絵、アララト先生の授業で見た事があるなぁ〜。)
マナくん
マナくん
(えっとぉ、この人がイエスさまで、あとの人たちがイエスさまの弟子って言ってたなぁ。えっとぉ…十二使徒…だったかなぁ?)
マナくん
マナくん
(あれぇ、でもイエスさまはすっごい人だったのに、弟子さんは12人しかいないのかなぁ〜?…あれ?でも、ずっと昔の絵だから、今はもうイエスさまの弟子さんは誰もいないのかなぁ?ぼくもなりたいなぁ〜〜。)
マナくん
マナくん
(………グゥ)
マナくん
マナくん
(帰ってアララト先生に聞かなきゃ〜〜。でもぉ、その前に、美味しいパン食べにいこぉ〜っと♪)

なんで弟子が必要だったの?

世界中の人々は多すぎて、イエス様一人では教え切れませんね。だから、イエス様には十二使徒を始めとして、たくさんの弟子がいました。

また、誰もが自分勝手に儀式をしたり、独自の教えを述べてしまうことによって混乱が生じないように、神様からの正しい権能を使って管理される神権組織が必要になります。

教会で働く人っていうと、やっぱり牧師さんとか?

末日聖徒イエス・キリスト教会に、牧師や神父といった、給料をもらって働く聖職者はいないんです。

それぞれが無償の奉仕で、個々人の持つ神権のレベルのようなものである「神権の職」というものによって、たとえばアロン神権には執事、教師、祭司、メルキゼデク神権には長老、大祭司といった段階があります。1

神権者と呼ばれる彼らは、年齢や信仰に応じて段々とレベルアップしていき、できることも増えて、段階に応じた奉仕や救いのための儀式を行います。

ただ、例えばメルキゼデク神権の「七十人(しちじゅうにん)」や「十二使徒」のように、人数が決まっていて、特定の働きをするために一部の人だけが務める職もあります。

神様からの正しい権能はどうやってわかるの?

先ほどの「神権の職」は、教会の管理のもと、他の神権者から授けられます。

また、教会の色々な組織ごとに「神権の鍵」という仕組みもあり、教会全体を管理する大管長は全ての組織の鍵を持っていますが、その他の人は、自分の管理する組織の鍵のみ大管長から委任されますので、他の組織を勝手に管理することができません。

鍵を持っていると、自分の組織の中にいる人に対して、聖霊による導きを受けることができるようになります!

教会にはどんな名前の組織や役割があるの?

例えば、各地の教会ごとにビショップと呼ばれる管理者がいたり、いくつかの教会が集まるステークはステーク会長が管理したり。それぞれが責任(「召し」とも呼ばれます)を与えられ、一定期間奉仕したら、また別の人と交代します。

各教会の中ではさらに、メルキゼデク神権を持つ人は「長老定員会」、アロン神権は各段階に応じて「祭司定員会」2のような組織にそれぞれ属しますし、他にも18歳以上の女性で構成される「扶助協会」や、青少年の年代では「若い男性」「若い女性」など様々です。

各組織に会長会や指導者がいて、聖霊の導きを受けながら色々な役割をこなしていくことで成長し、お互いに助け合うことのできる仕組みを神様は準備されているんですね!

ごきげんラクダ

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神権組織に関する聖句、お話

『モルモン書』アルマ書第13章1~19節(神権に聖任された方法)
『教義と聖約』第20章38~67節(長老、祭司、教師、執事の義務)
『新約聖書』コリント人への手紙第12章14~31節(すべての神権の職が重要)

脚注

  1. 『教義と聖約』107章1〜20節
  2. 『教義と聖約』107章85~89節